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☆~ 美味しいものめぐり Paris ~☆ 

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2014年 11月 08日

変わりゆく Ledoyen (ルドワイヤン)

前の夜に連絡し合ったパトリックが
奥から手を振っているのが見えて
ボンジュールのビズ
片言の日本語で母に挨拶してくれました。

新シェフ、ヤニック・アレノの指示で
クラシックからモダンな絵画へ
入り口脇は大きなテーブルが置かれたサルに変わり
現在使われている日本で言う2階から1階へ
食堂を移す予定だそうです。
玄関も、現在は中央から出入りしていますが
左側から直接入れるようにして
夏にはテラスを使うようにするとのこと。


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昔の入り口は、現在と反対側で
ギリシャ建築の柱と彫刻があるほうでした。
まさに、この美しい館で
ナポレオンとジョゼフィーヌが出会った
と、今更ながら感動してしまう。


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歴史を感じさせられた赤いビロードのカーテンから
イメージがガラリと変わり
白い薄手の生地が建物の周りの木々に映えます。


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ヤニック・アレノの料理を結論から書くと
ムーリスのときと同様に
ムニュは高級食材があまり使われていないが
美味しく仕上げてありました。
実は、期待していなかったので
美味しくてよかったです。
次回は、ア・ラ・カルトにしよう。

母はラセールでは重すぎたため
残してしまいましたが
こちらの料理を喜びながら残さず食べていました。


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最近はどこでも見かける
牡蠣の味がする葉とギモーヴ
そして、カリカリのポテトと小さなネギ、ベトラブ。

母がベトラブを知らない、というので
マルシェで買いサラダをつくったら
好んで食べたので驚きました。
私が初めて出会ったのはジュネーヴ時代で
どちらかと言うと大衆的な店で
さいの目に切られたキュウリ、玉ねぎ
トマト、とうもろこし、などと一緒に
ソースをかけて食べていたことを思い起こした。


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あっさりと上品な前菜は
かぼちゃの種類のクールジュ。


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次は、洋風茶碗蒸しと
三角形のフォアグラと雲丹の
コクのある味わいを楽しみましたが
マテ貝に火を通しすぎていたことと
演出が今ひとつだったのが残念。
私の好物なのに・・・


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ルドワイヤンで地鶏はやはりガッカリする。
脂肪がある皮の部分は旨みがあるが
胸肉は食べていて少々飽きてきます。


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トランペット・ド・モール(死者のトランペット)
という黒いキノコにヴィネグレットのソースは
味も食感も、都こんぶのようだ。


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リンゴ、いろいろ。


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カカオたっぷりの
タルト・オ・ショコラは素晴らしかった。


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奥に見えるのが、ビールのタルトですが
どちらかで食べたことがある深みのある味。
お腹がいっぱいなのに
ついついぜんぶ食べてしまったのだ。


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パトリックのおかげで母と素敵な時を
過ごすことができました。
日本人の女性の
いつも自然なサービスも嬉しい。


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大切な人と、食事と、時間と・・・


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by lenoel | 2014-11-08 05:54 | restaurant ☆étoilé


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